太ももに発生した打撲に対する応急処置
打撲は軽度のものであれば日常生活で起こる事が非常に多いですが、スポーツなどで発生する場合には重症になることがしばしば見られると言われています。
全てのスポーツで発生するわけではなく、道具を使う競技や選手同士の接触が多い競技、動きの激しい競技などに起こりやすいとされています。
ただし、転倒の可能性を含めれば、どのようなスポーツであっても発生する可能性はあります。
打撲で見られる症状は炎症と痣です。
外部からの衝撃によって身体の組織が損傷され炎症が起こり、毛細血管などが傷つくことで内出血も起こります。
内出血が皮膚の上から確認できる場合に、痣と呼ばれます。
時間の経過と共に痣の色が少しずつ変化してくのは、血液中に含まれる赤血球が破壊されることが理由です。
受けた衝撃が強いほど、炎症症状と内出血は強く現れ、当然痛みも強くなります。
そして治癒までに時間がかかる可能性も高くなります。
強く現れた打撲の症状を少しでも早く治すためには、怪我をした直後の応急処置が非常に重要となります。
打撲の症状が強く現れやすい部位、また内出血がしこりへと変わりやすい部位としてあげられるのは、太ももです。
太ももの筋肉は他の身体の部位の筋肉に比べて非常に大きいのが特徴です。
なので、太ももに衝撃を受けると筋肉の奥のほうで内出血を起こすことが多く、症状の回復と共に繊維化という現象が現れてきます。
繊維化した部分は時間の経過と共に徐々に硬くなり、治癒した後もしこりとなって残ります。
内出血などと違って腫れが引くまでに長い時間がかかります。
また、そのまま引かずに残ることもあります。
気にならない場合や目立たない部分であれば問題はありませんが、皮膚に盛り上がりが現れることもあるので、できれば発生させないのが良いと考えられます。
しこりを発生させないためには打撲を起こした直後の応急処置が非常に重要です。
まずは炎症や出血を抑えるためにアイシングを行います。
15分から20分経過したら患部を触って熱を確認します。
まだ熱が強く出ているようであればさらにアイシング続けます。
熱がある程度引いたら包帯などでを使って患部を圧迫固定します。
こうすることで腫れが強く現れるのを防止できます。
ただし強く巻きすぎないようにしましょう。
最後に患部を心臓よりも高い位置に上げます。
身体を横にして、枕や布団などを重ねた上に足を置くと良いでしょう。
このような応急処置方法はRICE処置と呼ばれます。
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