打撲や捻挫と骨折の判断について
転倒して関節をひねったり、強く地面に打ち付けたり、何かと接触してしまった場合、打撲や捻挫あるいは骨折などが考えられます。
軽い打撲程度であれば、ぶつけた直後にすぐ冷やし、とにかく腫れないようにすることが求められます。
冷やし方については、特にぶつけた直後は氷のうなどで冷やすとことです。
軽い捻挫の場合も同様に、ひねった部位を冷やすようにします。
これは炎症を抑えるとともに、内出血を早く収束させるために必要です。
その後様子をみて、痛みや腫れがひどくならず治まっていくようなら、湿布をします。
湿布は冷たいものと温かいものがありますが、温かいものは血流を促進させ、炎症を助長してしまいます。
このため、温かい湿布を使用すると、炎症や内出血が悪化する恐れがあります。
炎症や内出血が収まるまでは、冷湿布を使用するのが鉄則です。
入浴なども同様に、患部を温めることで血流が促進されてしまうため、控えるようにすることが勧められます。
転倒などで、打撲や捻挫だと思っていても、実は骨折だったというケースはよくあります。
素人ではその判断は難しいものです。
専門家でも、手足を見ただけでは判断が難しいケースもあります。
骨折した場合でも、打撲や捻挫と同じように腫れや内出血が見られます。
もちろん同様に痛みもあります。
そこで、判断にはX線写真やCT検査が必要となります。
これは病院に受診しなければ出来ませんので、整形外科に受診することになります。
骨折していた場合、無理に動かしたりすることで骨がずれて、後々治りが悪くなったり、痛みが残ってしまうことがあります。
ですので、打撲や捻挫だと自分で判断して病院へ行くのが遅れると、治療が長引くことがあるのです。
強い痛みや、腫れ、広範囲の内出血などがあった場合には、念のため整形外科で診てもらうことが大切です。
骨折の中には、X線写真ではわからないものがあって、CT検査をして初めて骨折していることがわかるケースもあるので、用心に越したことはありません。
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