打撲によって起こった腫れに対する処置とは
打撲は転倒や何かに強くぶつかる等、肉体に外部から強い衝撃を受けたときに発症します。
主な発症部位は皮下組織と筋肉の2ヵ所となります。
外部からの強い衝撃を受けるとその部位の血管や神経部位が損傷します。
そして、その部位で内出血を起こして紫色になったり、血腫ができます。
そこでできた血腫などによって神経が圧迫され痛みが現れます。
大抵の場合、衝撃を受けた日や翌日は痛く、その後徐々に腫れが引くとともに痛みが引き、1週間程度で治まります。
ただし、注意しないといけない症状に「腫れ」があります。
この症状がひどい場合は単なる打撲では済まないケースが潜んでいます。
それは「骨折」です。
小さな骨折などあまり見られない場合もありますが、ほとんどのケースで腫れが伴います。
また、スポーツなどで明らかに激しい打撲をしている場合は骨折の可能性が考えられます。
そして、動くことが難しい程の痛みがある場合や安静にしていても痛い、指で軽く叩いた振動でも痛むような場合も骨折の可能性があります。
骨折にしても打撲にしても障害直後の処置で一番大切なことは患部を冷やすアイシングです。
この処置を行なうことで痛みが和らぎます。
また血管を収縮させることで血流量が減り内出血や炎症物質が患部に届くことを最小限にとどめることができます。
アイシングは氷水や氷のうを利用してなるべく患部に密着させて熱を奪うようにします。
1回に冷やす時間は20分を目安にし、患部がしびれてきて感覚がなくなってきたら中止します。
そして元に戻ったら再び冷却します。
冷却期間は24時間から72時間といわれますが、病院を受診する場合は診療待ちの間は冷却シートを利用し、先生の指示に従います。
そしてもう1つの処置が固定です。
新聞紙やタオル、木などを利用して添木をあて、布やラップで患部を固定して安静を保つようにします。
固定処置をする前に動いたり歩いたりすると骨折が悪化したり、患部周辺の血管や神経を傷つけてしまうことがあります。
ですから固定処置を行なってから病院を受診するようにします。
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