爪の内出血を早く治すにはヒルドイドは使えるか

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 ドアや窓を閉める際に指を挟んでしまった、足の指を家具にぶつけてしまった、そんな場合に手足の指の爪が黒っぽく変色してしまう場合があります。
これは内出血によるもので強い衝撃が指にかかったことで、爪の内部が損傷を受けて出血を起こしてしまったものです。
専門用語では爪下血腫といいます。
打撲による内出血は爪に限らず体中でよく発生するので珍しいものでは無いですが、見た目が非常に痛々しいのでなるべく早く治すことが出来るのに越したことはありません。
内出血が発生した場合、初期の治療として大事なのは冷やす事です。
患部を冷やす事で血流が阻害され、内出血が抑えられます。
痛みも和らぎますが、何よりも早く治すという意味において大切な処置です。
ある程度痛みや腫れなどが収まったら、今度は患部を温めるようにして血流を促します。
内出血そのものは損傷した患部を修復する上で重要な役割があるので、炎症が無いなら温めて血流を促進させる事で自然治癒力を高め、早く治す効果が期待できます。

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内出血の治療にヒルドイドという塗り薬が用いられる場合があります。
ヒルドイドは主に乾燥肌の改善などに用いられ、アトピーなどの治療にも使われます。
ヒルドイドは優れた保湿成分があるのですが、同時に血流を促進する効果があります。
血流の促進は内出血を早く治すために必要な事であり、そのためにヒルドイドは内出血にも効果が期待できます。
ただ爪の場合にはヒルドイドを用いて早く治す事が出来るかどうかは疑問です。
そもそもヒルドイドは塗り薬であり、患部に直接塗る必要があります。
その点爪下血腫の場合、患部は爪の下なので薬を塗っても届きません。
ヒルドイドを塗るとしたら爪の間や指の腹から塗らなければなりません。
先の方ならそれでもヒルドイドの成分は届くでしょうし、そうでなくても血管はつながっているので効果はあるかもしれませんが、血流を促進させて早く治すというなら指を温めるのでも十分に効果はあります。
また爪の場合には他の皮膚と違って、溜まった内出血によって圧迫されて痛みが強い場合があります。
こういう場合には血流を促進させると逆効果になるので注意が必要です。
こうなると溜まった血を抜かなければなりません。
医療機関で穴を開けてもらう事で、血を排出すれば痛みもすぐよくなりますし、早く治す事が出来ます。

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